サイエンス 変化を新事業に変える、理念と組織の力

液体に細かな気泡を発生させる技術を活用し、シャワーヘッドや浴槽、水栓などを展開するサイエンスは、コロナ禍でも新たなプロジェクトを推進し続けている。原動力は、経営理念を深く理解し自ら考えて動く社員の存在だ。創業者で同社取締役会長の青山氏に話を聞いた。

青山 恭明 株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長

経営者は羅針盤、理念の実践を目指す

大阪に本拠地を置くサイエンス。液体に圧力をかけるなどの方法で、100マイクロメートル未満という微細な気泡・ファインバブルを発生させる技術を強みとしている。この技術は、シャワーヘッドや浴槽、水栓など生活に密着した分野だけでなく、工業用洗浄などでも用いられている。

創業者の青山恭明取締役会長が最も重視するのが、経営理念である「関与するすべての人々に感動と喜びを与え続ける」の実践。理念の背景にあるのは、顧客と接するなかで得た気づきだ。

「ハウスメーカーなど当社の製品を導入した企業や、使用したお客様に感動してもらい、喜んでもらうことが、結果的に売上も含めさまざまな形で返ってくるのです」

経営理念を「100点満点で実践できるようになる」には、長い時間がかかる。100年後にこれを実現すべく、バックキャスティングで経営計画を策定。50年後、10年後のビジョンに落とし込んでいる。

ここでのリーダーの役割は「羅針盤となること」。事業領域、事業規模、売上などを具体的な目標として示している。また、自社の事業とSDGsの4つのゴールを紐づけ2030年に向け行動。2025年開催の大阪・関西万博では、自社の事業の世界発信も計画している。

「方向性を示し道しるべとなるのは私の役割。実現に向け自ら考え実行するのは社員だと思っています」

サイエンスのファインバブル技術を活用したシャワーヘッド〈ミラブルplus〉

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