コスモ海洋 設備投資と人材育成を両輪に、事業を拡大

北九州市に本社を置くコスモ海洋は、海に関する測量や調査、施工などを行うスペシャリスト集団だ。近年は洋上風力発電の建設に伴う事前調査など、脱炭素化の流れを追い風にした事業に力を入れ、さらなる成長を目指している。同社の発展経緯や今後の構想について、代表の金丸哲士氏に聞いた。

金丸 哲士(コスモ海洋 代表取締役)

磁気探査から始まり
測量、海洋土木工事へ発展

コスモ海洋の創業は1992年。第二次世界大戦後、関門海峡に遺棄・投棄された機雷や砲弾等の危険物を見つける磁気探査が祖業だ。現在は磁気探査から海洋測量調査、海洋土木工事へと業務を拡大し、経験と技術を積み重ねながら海に関する調査・施工のスペシャリストとして、その歩みを進める。

測量調査の様子

四方を海に囲まれた日本における国内外の大量輸送は、船舶がその基幹的役割を担うが、航路の安全性を確保することも同社の重要な業務の一つだ。

「大型化が進むコンテナ船が安全に航行し、港に停泊するには、航路と停泊地に充分な水深が必要です。そのため、当社では海底を掘って水深を確保する浚渫工事も行っており、関門海峡では毎年、浚渫して十分な水深を確保しています」と代表の金丸哲士氏は語る。

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