人的資本経営を実践する企業の事業構想人材育成

（詳細は本学ホームページにて）

自社の経営資源を再発見・活用し持続性のある事業を構想

アイデアを考える習慣と気づく素養を身に付ける

＜現役院生の声＞

後継ぎ経営者の新たな挑戦
大学院でしか得られない価値

森山 和真（もりやま・かずま）
森山工業
代表取締役
福岡校5期生（2022年度入学）

宮崎で金属加工業を営んでいます。後継ぎ経営者として一から立ち上げる苦労をしていない負い目にコロナ禍が重なり、新しいことを学ばなければと大学院の門戸を叩きました。

「必ず会社に還元するから二年間集中させてほしい」と社員に伝え、1年次の前期はとにかく希望の授業から履修し、対面にこだわり片道4時間かけて福岡校に通学しました。講義は新鮮な気づきと刺激に溢れていて、教授の一言一言が面白く、最先端の情報や実践知に触れる中で、知識習得だけでなく社会の見方が変わったり人生の新たな指針を掴むこともできました。同じ志をもつ院生との出会いも大学院で得た財産です。

2年次からはゼミで具体的な事業構想計画書の指導を受けています。時に厳しい指摘も飛び交う本気で議論できる環境に感謝しながら、地元・延岡の地域資源（自然、地酒）と自社の技術を活かした事業構想を練り上げていきたいと思います。

自らの原点を問い直し
海洋振興を図るための事業構想を

坂本 逸郎（さかもと・いつろう）
日本グリース
西日本支店　課長補佐
大阪校6期生（2023年度入学）

私は海洋高校から海洋学部へ進学し、そしてフェリーの航海士や海上給油船の勤務などの海上職を経て、現在の石油業界で営業やその他にもJIS規格の委員などに携わってきました。海が原点のキャリアで、その中で様々な経験をすることができました。一方で、新製品の開発など我流では頭打ちすると実感することもあり、新しい事業をつくり、それを持続させていくというMPDの体系化された考え方に惹かれて入学しました。

入学当初は、日本のものづくり、なかでも現在の仕事である熱処理に関係した構想を考えていました。しかし約半年が経ち、普段出会うことがないような多様な院生との研究を通して、それはあくまで現在の延長線上の発想であると気付かされました。今は、日本のものづくりというテーマは大切にしつつも、自らの原点である栽培漁業・海洋振興など海に関連した事業構想に挑戦していきたいと思っています。