アプリで関係者の健康を把握 リアルイベントのニューノーマル

コロナ禍で大きな影響を受けたイベント業界。イベントの企画・運営を手がけるベアフットリパブリックは、体温等、参加者の体調を主催者が一括して把握できるWebアプリ〈Feel so good!〉を開発した。今後の"人が集う場"とかかわる事業の方向性とは。代表取締役大統領の橋本Jr.雅則氏に聞いた。

イベント開催までのカウントダウン・主催者からの一言メッセージが表示され、参加者の気分を高める(左)。参加者は自身の体調を入力して一覧表示する(中央)。イベント主催者は参加者の状況を一括して把握できる(右)
https://feelsogood.fun/

イベントの感染リスクを管理する

今年1月にリリースされた〈Feel so good!〉は、コロナ禍でのリアルイベント運営に向けた体温体調記録・共有アプリ。開発を手がけた橋本氏は、「個人の体調や健康を管理するアプリは多数ありますが、イベントや大会の開催を主眼に、主催者や制作チームがスタッフや出演者など関係者の体調を一括管理でき、個人とも連絡が取れるなどコミュニケーションを重視したしくみが必要になると感じていました」と話す。

橋本 Jr. 雅則(はしもと・ジュニア・まさのり)
ベアフットリパブリック 代表取締役大統領、事業構想大学院大学 東京校 第2期生(2015年度修了)

広告代理店勤務を経て独立後、国際的なスポーツイベントや省庁、企業のイベントなど多くの大型プロジェクトに携わってきた橋本氏。昨年、業界全体で次々と案件がキャンセルになるなか、自主イベント再開を考えるトップアスリートから感染症対策について相談を受けたことがアプリ開発のきっかけだった。気楽に握手したりハイタッチできる環境を創りたい...。アスリートにとって、身体を使ったコミュニケーション"はイベントを構成するうえでとても重要な要素である。「主催者が責任を持って、関係者・参加者の健康状態を把握していることを見える化することで、リスクや不安を軽減できる」との思いから開発をスタートした。折よく東京商工会議所の助成金制度も活用することができ、昨夏の着想から半年あまりでサービス開始にこぎつけた。

コミュニケーションの要素で一体感を

初のデジタルサービス開発は、まったく違う分野のため戸惑いもあったという。

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