アパレルの参入障壁を解決 絵から服をつくる「STARted」

イラストを描くだけで、誰もが理想の服を製造できるウェブサービス『STARted』。このサービスで埋もれていたファッションの才能を開花させる人が多数登場している。創業者の藤井裕二氏は「アパレル参入の3つの壁を取り払いたかった」と話す。

アパレル製造販売プラットフォーム『STARted』

誰でも服の製造販売が可能に

『STARted(スターテッド)』は、イラストをアップロードするだけで、オリジナルの服やカバンなどが製造でき、販売もできるアパレル製造プラットフォーム。アパレル生産や服飾の専門知識がなくても、アイデアさえあれば誰でもブランドを立ち上げることができる。20代から30代の女性を中心に支持を集め、2014年9月のローンチ以来、累計ユーザー数は3000人、年間市場流通額は1億円を突破している。

「YouTubeやPixivを使えば、ネット上でムービーやイラストを自由に公開し、反響が得られます。ファションだって、誰もが服を作って発信できる時代にしたい」とSTARtedの創業者、藤井裕二氏は語る。

藤井 裕二(CAMPFIRE STARted事業部 執行役員)

アパレルの3つの参入障壁

藤井氏は2011年にバンダースナッチを設立。ECサイトやWEBサービスの開発・運営を行う傍ら、2012年に「男性が子どもに着せたい子ども服」をコンセプトとしたキッズアパレルブランド『Gangsta』を立ち上げた。バンダースナッチは2016年12月にクラウドファンディング大手CAMPFIREにSTARtedを事業譲渡し、藤井氏は現在、同社のCAMPFIREの執行役員を務めている。

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