Amazonで気づいたアパレル業界の「言語化の壁」とチャンス

ファッション業界ではデジタルテクノロジーを活用した新規事業やサービスが、次々に登場している。ファションO2Oアプリ『STYLER』を展開するスタイラーの小関翼CEOに、業界のトレンドやO2Oサービスの可能性について聞いた。

スタイラー 代表取締役CEO 小関 翼
東京大学大学院で法律とインターネットを学ぶ。日英のメガバンクに勤務後、ネットショッピング最大手のAmazonで事業開発を担当。2015年3月にスタイラーを設立し、代表取締役CEOに就任。アパレル店舗スタッフがファッションを提案するO2Oアプリ『STYLER』を展開中。

ファッション業界でも始まったバリュー
チェーンの再構築

今、あらゆる産業がICT化の潮流の中にある。デジタルテクノロジーの恩恵は、広告や検索などインターネット業界にとどまらず、リアルビジネスにも波及している。

企業はこれまで、製品やサービスをつくり、その価値を発信して、消費者の手元に届けるまでのバリューチェーンを築き上げてきた。変化といえば、トヨタの「カイゼン」に見られるような効率化に限られていた。

しかしデジタルテクノロジーの本質は、効率化ではなく、既存のバリューチェーンそのものの再構築にある。

例えば自動車業界であれば、Uberの登場に代表されるように、「人が移動すること自体のリ・デザイン」が起こっている。エンジンもこれまで一つ作るのに数多くのサプライヤーが存在していたが、電気自動車のモーターでは部品が圧倒的に減り、制御もソフトウェア化され、テスラモーターズのような新規参入が出てきた。

バリューチェーンの再構築は、自動車に限らず家電、不動産、金融、医療などあらゆる産業で起こっている。その波が今、ファッション業界にも訪れている。

『STYLER』はユーザーの「~が欲しい」というポストに対し、全国のアパレル店員が商品やコーディネートを提案してくれるO2Oアプリ

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