2017年2月号
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働き方改革の新事業

誰がどのように育つのか? 答えは「データ」が知っている

上野 勇(セプテーニ・ホールディングス 取締役)、進藤 竜也(セプテーニ・ホールディングス 人的資産研究所)

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人材の採用を判断する際、独自に開発したアルゴリズムも1票を投じる。セプテーニ・ホールディングスは、独自のアルゴリズムを開発し、採用・育成に活用。人の成長をシミュレーションし、効果的な配属につなげている。

どのような人材を採用し、誰にどのような経験を積ませれば、人は育つのか。人材育成の効果を正確に測るのは難しく、そこに「答え」はないとされてきた。しかし、独自のアルゴリズムを開発し、科学的に再現可能な方法で人材育成を進めている会社がある。インターネット広告事業を手掛けるセプテーニ・ホールディングスだ。

セプテーニグループは、採用時、アルゴリズムが算出したスコアを活用し、役員の1票、アルゴリズムの1票で採用判断を行う。以前は役員2人が面接して得点を付けていたが、人による判断とアルゴリズムの判定に大きなギャップがないことから、現在の仕組みに切り替えた。それだけ精度の高いアルゴリズムを、同社は開発したのだ。

『マネー・ボール』がヒント

セプテーニ・ホールディングス取締役・上野勇氏によると、人材の採用・育成に関する研究が始まった背景の一つは、米メジャーリーグの球団改革を描いたノンフィクション『マネー・ボール』だ。

同書では、弱小球団が統計データを駆使し、選手の評価や戦略を大胆に変革することで、強豪へと成長していく姿が描かれる。

佐藤光紀社長からその本を手渡された上野取締役は、自社の人材マネジメントにおいて、データの活用を進めていった。

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