地方でも活躍する営業女子 「普通の女性たち」のコミュニティ、全国へ

自らも営業の第一線で活躍してきた太田彩子氏が、女性営業職を応援するため、2009年に立ち上げた「営業部女子課」。現在、その活動は地方にも広がっている。女性営業職をめぐる現状や課題、求められる環境づくりについて、話を聞いた。

――2009年に「営業部女子課」を立ち上げました。きっかけは、何だったのですか。

太田 総務省の統計によると、営業職の女性は53万人。半数は保険の外交員など金融関係ですが、多くの職場で女性営業職の採用が始まったのは、ここ5年くらいです。男性が圧倒的多数の職場でロールモデルとなる女性が身近にいないため、孤立してしまう人がたくさんいます。

「営業部女子課」は、女性営業職の人たちが会社を越え、お互い切磋琢磨しながらつながれる「場」として誕生しました。

最初は知人の会議室を借りて、5人で始めた小さな勉強会でした。現在は、27都道府県に3100人の会員がいます。

太田 彩子(一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事)

普通の女性たちのコミュニティ

――多くの女性営業職から支持された要因について、どう見ていますか。

太田 営業というと、足しげく通って成果を出すといった根性論で語られがちですが、「営業部女子課」は「かしこカワイイ」というコンセプトを打ち出しました。

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