2014年9月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

新事業を生む思考ツール

障がい者や高齢者に普遍的ニーズを発見 インクルーシブデザイン

井坂智博(インクルーシブデザイン・ソリューションズ社長)

0
​ ​ ​

イノベーションを起こすための発想法や、アイデアを具現化する際のリサーチツールは数多く存在し、正解はひとつではない。本連載では、そのさまざまな手段を紹介していく。第一回は、極端ユーザーから見えないニーズを探る「インクルーシブデザイン」。

高齢者や障がい者を観察し普遍的ニーズを発見する

イギリス発祥のインクルーシブデザイン(ID)は、高齢者や障がい者、外国人など、従来はデザインプロセス、ビジネスプロセスから除外されてきた人々を、プロセスの上流から巻き込むデザイン手法を指す。

井坂智博インクルーシブデザイン・ソリューションズ社長

「IDにおいては、高齢者や障がい者などを『リードユーザー』、つまり未来を見せてくれる人と表現します。例えば最近ようやく普及してきた電子書籍も、視覚障がい者の間では20年前から一般的な商品でした」と、IDのコンサルティングや導入支援を手がける、インクルーシブデザイン・ソリューションズ社長の井坂智博氏は言う。

井坂氏はリクルートを経て、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(暗闇のワークショップ、視覚障がい者がアテンドする)の経営支援などに携わってきた。こうした経験をもとに、2012年にIDの導入支援会社を設立した。

「平均的なユーザーからは、もはやニーズを捉えきれません。これは日本の家電を見ても明らかでしょう。ある韓国企業は、1日1ドル以下で生活する人たちと技術者が一緒に暮らし、停電頻発エリアでも使えるバッテリー付きエアコンを開発しました。リードユーザー観察からは、健常者が気付かないような潜在ニーズを発見できることがあります」

残り73%

0
​ ​ ​

バックナンバー

社風が変わる、イノベーターが育つ

地方創生・イノベーションにつながるアイデアと思考に注目!

志高い、ビジネスパーソン・行政・NPO職員・起業家が理想の事業を構想し、それを実現していくのに役立つ情報を提供する、実践的メディア。

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

メルマガの設定・解除はいつでも簡単

事業構想セミナー・説明会

バックナンバー検索

売り切れ続出注目のバックナンバーはこちら


最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。さらに

会員の特典をもっとみる