現代版「弟子入り」で地域に活力

半年~1年間にわたる長期実践型のインターンシップを提供するG-net。代表理事の秋元氏は、社長の右腕として活躍する若者を育て、「自ら手を挙げて挑戦する人材を増やすこと」を目指す。

大垣市の枡メーカー、大橋量器。地元のローカル線で景色を楽しみながら日本酒と料理を楽しむ「枡酒列車」の企画を、インターン生が実現

NPO法人G-netの代表理事・秋元祥治氏は、大学時代、帰省した岐阜市柳ケ瀬で見た空をよく覚えている。

「あるとき、地元に帰ったら、子どものころに遊んでいた商店街からデパートがなくなっていた。昔は空が見えなかったのに、高い建物がないから空が見えて、それがなぜか印象的だった」

G-netは現在、岐阜を「日本で最もチャレンジにやさしい街」にすることを目指し、地域の中小企業と若者をつなぐ活動を展開している。長期実践型のインターンシップや冊子「岐阜の若者が選ぶ魅力的な会社100選」の発刊、学生が自らの体験をアピールし、企業が学生のブースに訪問するという新しいスタイルの就職イベント「逆指名型求人フェア」など、多岐にわたる取り組みを行っている。

しかし、もともと秋元代表は、地元に深い思い入れがあったわけではない。早稲田大学に在籍し、イベント学生サークルなどをやりながら、将来は広告代理店やコンサルティング会社にでも行こうと、漠然と考えていた。現在につながる活動の契機となったのは、学生時代に見た街の衰退とそれに対する市民の反応、そして多くの人との出会いだった。

冊子「岐阜の若者が選ぶ魅力的な会社100選」の取材は、学生が担当した

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