2014年4月号
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新規事業請負人の「ルール」

論理ではなく、行動

池上真之(株式会社エブリスタ代表取締役)

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左脳を用いた論理が地図となる外資系コンサルティングファームからDeNAに転職し、子会社のエブリスタに参画した経験を持つ同社代表取締役池上真之氏に、新規事業立ち上げの考え方をコンサルティング業との対比を軸に聞いた。
Text by 梅木雄平(The Startup代表取締役)

理屈よりも行動。現場感を重視

E★エブリスタはDeNAとNTTドコモの合弁会社で200万以上の小説やマンガなどの投稿作品を集め、年間100冊以上の書籍化を実現するスマホ出版社を謳っている。mobageの小説コーナーやドコモのdマーケットでの扱いもある。設立2年目で早々に黒字化を遂げた後も成長を続け、DeNAの新規事業を牽引している。代表取締役の池上氏は新卒でATカーニーを経て、中途でDeNAに入社。エブリスタの取締役を経て、2012年から代表を務める。当初はコンサルから新規事業立ち上げのキャリア転向に戸惑うことも多かったという。「コンサルでは3ヶ月かけて大企業の大きな意思決定をするという仕事に取り組んできましたが、新規事業の立ち上げでは大小問わず毎日何かしらの意思決定に迫られます。検討材料が不足することが多い中で意思決定をするのに最初は慣れず、辛かったです。3秒で答えを出さなければいけないこともあります。それゆえに、論理的思考を司る左脳より直感的な右脳が大事であり、考えるより感じて自然に体が動かないといけないと思いました」

コンサルは学生からは起業への近道と勘違いされることもあるが、大企業の経営企画や管理職への近道にはなるものの、新規事業立ち上げの近道ではないと池上氏は振り返る。そんな中でもコンサル時代に得た論理的思考力が役立つ場面もあるという。

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