2014年4月号
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ボーン・グローバル

多様性のマネジメントが鍵

内藤琢磨(野村総合研究所・経営コンサルティング部 グループマネージャー)

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いま、日本の大手企業がこぞって更なるグローバル化推進のために、グローバルで活躍できる人材の獲得・育成を図っている。その取組の中から海外進出を狙うベンチャー、中小企業が学べることは数多い。

ボーン・グローバル企業が海外に進出し、事業を拡大していくとき、必ず課題になっていくのが組織、とりわけ人材の問題だ。

野村総合研究所・経営コンサルティング部 内藤琢磨グループマネージャー

ベンチャーや社員の少ない中小企業は、核となる人を増やさなければ成長が見込めない。国や地域を選ばず、いかに優秀な人材を獲得し、ポジションを与えて動機づけしていくかが、その後の事業の成否の鍵を握る。

日本の大企業がグローバル化に際して取り組んでいる事や、陥り易い罠が予めわかれば、今やるべきことに備えることができる。大手グローバル企業の組織・人事のコンサルティングを手がけている野村総合研究所・経営コンサルティング部の内藤琢磨グループマネージャーに話を聞いた。

求められる多様性
マネジメントが重要に

内藤氏はまず、「多様な人材をマネジメントし成果をあげること」の重要性を説いた。

「アメリカでのある調査で多様性に関して興味深い分析が発表されています。同質性の高いチーム、多様性の高いチームで課題に取り組ませたところ、同質性の高いグループは可もなく不可もない、平均的なパフォーマンスのチームが大半だった。一方の多様性の高いグループは、パフォーマンスが非常に高いチームと、とても低いチームに二極化したというものです」

高パフォーマンスのチームは、優秀なリーダーの存在など、何らかの理由でうまくまとまった。低パフォーマンスのチームは、逆に空中分解してしまった。

「この結果から、多様性の高い組織はハイリスク・ハイリターンと言えます。しかし、グローバルで企業を成長させることを考えれば、世界中から人材を登用していくことが不可欠である以上、多様性の高い組織を志向していくことは今後必須でしょう」

ほとんどの日本企業は良くも悪くも仲間意識が強く、日本人だけの同質性の高い組織で成果を最大化してきた。しかし、世界中から有能な人材を集める海外企業との戦いにおいて、必ずしも優位な状況とは言えない。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、単に外国人をたくさん雇用するという意味ではないということだ。

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