静岡で中小企業が育つ理由

中小企業の新規事業を支援する国の制度「経営革新計画」。静岡県はこの承認件数が日本一多い。意欲ある中小企業が静岡で育つ理由を探った。

オール静岡の支援

「経営革新計画」は、中小企業者などの新規事業への取り組みで、相当の経営向上が見込める計画を国(中小企業庁)が承認する制度。承認されると、制度融資の優遇などの資金調達面の支援や、販路支援、専門家派遣などを受けることができる。

静岡県は2012年度の承認件数が405件と全国最多だ。2位の福岡県(359件)、3位の埼玉県(285件)を大きく引き離し、国の承認件数全体における静岡県のシェアは12%に達する。

なぜこれほど多いのだろうか。

「他県よりも、中小企業が計画を申請しやすい環境が整っていると思います」と話すのは、静岡県・経済産業部経営支援課の土屋卓敬主任。経営革新計画の申請には事業プランの策定などが必要で、中小企業が単独で提出するのは難しい。

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