2013年9月号
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女性イノベーター50人の構想

女性の力が活きる理想の社会

坂東眞理子(昭和女子大学 学長)

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数々の女性政策の立案をリードし、300万部を超えるベストセラーとなった『女性の品格』をはじめ数多くの著書も発表しながら女性の活躍や社会進出を長年にわたり支援し続ける坂東氏。女性の力が活かされ、社会を大きく変えるような事業構想はこの先どのようにして花開いていくのか。

"女性は消費者のみならず"

日常生活における消費の主な担い手は女性です。買い手の中心となる人たちのニーズがわかる女性を、組織側が取り込もうという動きは、企業の中でもマーケティングの面から重視されてきました。しかし消費リーダーとしてだけでは、女性の真の実力を示すものではありません。しっかり自分の収入をもち、自分名義の財産や不動産を持つ女性はとても少ないのが実態です。

アメリカは男性の意識が変わりました。家庭における家事分担は、女性:男性で6:4程度となり、女性の社会進出は加速しています。これが日本ではまだ1:9という感じだと思います。 制度や男性の意識の課題はありますが、日本の女性も今こそ自らの意識で変わることが、状況を変えることにつながると信じ、行動するときと私は感じています。

自身の経験からも、仕事の場において裁量ができるようになったのは管理職に就いて以降です。これまでは、女性の大半は管理職を志向していません。

良い仕事ができれば満足という方が多いです。「酸っぱいぶどう」のように、なかなか機会がなかったことが一因とは思いますが、もったいない話です。

時間や資源を自ら動かせる立場になれば仕事の楽しさは3倍から5倍、大変さは2倍くらいだと思います。

いろんな考えの女性がいて、多様な働き方を選択できることは大切ですが、もう少し日本の女性全体が欲張りになってもよいのではないでしょうか。

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