「地域の力」をイノベーションにつなげる

つくば市・市原健一市長インタビュー

「オールつくば」の下、生活支援ロボットの実用化や世界的ナノテク拠点の形成に力を注ぐ。また、グローバルな視点を備えた市民を育むために、教育環境の整備を進めている。

――つくば市の魅力、潜在力の大きさについて、どうお考えですか。

市原 つくば市は、首都東京から約50㎞、成田国際空港から40㎞という位置にあります。そして道路は常磐高速道に加え、圏央道、鉄道はTX(つくばエクスプレス)と広域交通網も整備され利便性の高い都市です。そして何より、万葉集にも謳われる名峰筑波山に象徴される豊かな自然環境があり、ゆとりがあって、快適な居住空間を有するまちです。

産業においては、785haの工業用地を有し、そのうち、9ヵ所の工業団地が整備されています。120社を超える企業の研究開発部門が立地し、先端技術産業を形成しています。経営資源としては、何と言っても豊富な人的資源は大きいです。32の国等の研究・教育機関が立地しているつくばには、約2万人の研究者がいます。

イノベーションの成果をまちづくりに活かす

――「つくば国際戦略総合特区」を活用し、どのような取組みに力を入れていますか。

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