ヤマガタデザインのグループ会社 TDKから2億円を調達

ヤマガタデザイン(山形県鶴岡市、月刊事業構想2019年6月号参照)のグループ会社である有機米デザインは、TDKを引受先とする第三者割当増資により、2億円の資金調達を実施した。2021年5月25日に発表した。

有機米デザインは、有機米の栽培における課題を解決し、農業者の所得向上と有機米マーケットの拡大に取り組むことを目的に、除草作業を省力化する自動抑草ロボットの開発や有機米栽培のノウハウの確立に向けた研究開発に取り組む企業。ヤマガタデザインの出資により2019年11月に設立した。自動抑草ロボは、代掻き後の水田を自律航行して水中を撹拌し、水面下にある雑草の生長を抑制するものだ。

今回の増資により、TDKと開発面でも連携し、自動抑草ロボのバッテリーの充放電の効率化や量産技術でサポートしてもらうほか、秋田エリアでの実証実験でも連携していく。抑草ロボの数年以内の実用化・事業化に向けて開発を加速させ、農業者の課題解決および有機米市場の拡大にも寄与していく考えだ。

有機米デザイン2105.png