BiPSEE、高知大ほか 産学連携で研究開発組織「医療×VR」学を設立

BiPSEE(東京都渋谷区)は、高知県の3大学とPsychic VR Lab(東京都新宿区)とともに、高知大学医学部に研究開発組織「医療×VR」学を設立した。2021年5月21日に発表した。BiPSEEはVRを医療機器として治療の現場で活用することを目指している企業で、Psychic VR LabXRはクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を提供する企業だ(月刊事業構想2018年8月号参照)。

「医療×VR」学は、「医療×VR」に関する研究・臨床拠点とするために設置された研究開発組織。医工連携を基盤とした、日本初の医療にVRを活用するエコシステムを構築し、VRデジタル治療薬および地方で機能する遠隔医療の実践を行う。さらに、国内外の指針となる医療VRガイドラインを策定する学際的な拠点を創造することを目指す。

具体的な取り組みとして、(1)VRデジタル治療薬の薬事承認と臨床応用の基盤の創造、(2)国内外医療分野におけるVR活用のガイドラインの策定、(3)VR空間での基礎・臨床研究を推進するためのプラットフォーム構築などを想定している。

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