2018年8月号
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2020年のメディアを見通す

VR本格普及はいつ? 「VR界のWordPress」が描く未来

渡邊 信彦(Psychic VR Lab取締役 COO、事業構想大学院大学教授)

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「VRは普及するのか、しないのか?」クラウド上でVR空間を制作できる無料のサービス、いわばVR界のWordPressとも言える「STYLY」。提供元のPsychic VR Lab取締役COOの渡邊信彦氏が、VR市場が急成長すると信じる理由とは。

渡邊 信彦(Psychic VR Lab取締役 COO/事業構想大学院大学教授)

モバイルVR時代へ

大きなヘッドマウントディスプレイを装着する必要があり、手間がかかることから、VRが一般消費者に普及することはないと考える人は多い。しかし、世界の開発競争を踏まえ、ハードウェアが原因で流行らないのは誤りであると渡邊氏は指摘する。

「ARスタートアップのMagic Leapは今年中にARゴーグルを発売すると表明しました。アップルは2020年にVRとARの両方の機能を兼ね備えた端末を発売すると噂されています。このように、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)の技術は急速に進化しており、VRをメガネのように持ち運ぶことのできるモバイルVRの時代がやってきます。技術的にどう解決してくれるかを私たちは知る由もありませんが、ハードウェアの問題が解決することを前提に、何が必要か知恵をつけていくことが重要です」

モバイルVR時代は、VR・AR・MRが融合する。ショッピングを例に紹介するこうだ。歩いている時は視界を遮らないように、現実世界に仮想物を重ねて表示、そして気に入ったブランドの世界観を体感したいときには、体感エリアにてVRで没入した環境に入る。現実空間に新しいレイヤーとして仮想レイヤーがあり、現実と仮想をミックスしながら情報を活用するというイメージだ。

「これは、“身にまとう空間”という新しいレイヤーがビジネスとして出てくるということです」と渡邊氏。「スマートフォンで見ている時間・情報がVR・AR・MRに置き換わることになり、ユーザーのインターフェイスが劇的に変化します。これが『スマートフォンの次のデジタル接点がVR』と言われる理由です」

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