パイフォトニクス 携帯型ムクドリ対策用LED照明を開発

光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手がけるパイフォトニクス(月刊事業構想2019年3月号参照)は、携帯型鳥獣対策用装置「ホロライト・チェッカーズ」を開発したことを2021年4月1日に発表した。

「ホロライト・チェッカーズ」は、内閣府の「オープンイノベーションチャレンジ2019」および、デジタル・スマートシティ浜松・データ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」で実施した、市街地におけるムクドリ被害対策テーマの成果を実用化したもの。市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射することにより、人間の目には刺激が少なく、目の応答性が高い鳥獣には刺激を与えて、特許出願済である光による追い払いを実現する。

4月1日から、鳥獣による騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や工場、農場向けに貸し出しサービスを開始する。貸し出しサービスには、照明機材・電源アダプター・ポータブル電源・専用リュックがセットになっており、準備の手間がかからず即応可能。また、周囲への配慮および安全確保など作業者の肉体的・精神的負担を大幅に削減することができる。

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