ヌーラボ 新サービス開発へ5億円の資金調達を実施

2020年3月3日、チームのコラボレーションを促進させるツールを開発しているヌーラボ(福岡県福岡市、月刊事業構想2019年8月号参照)は、NOW、XTech Ventures、新生企業投資が運営に関与する3ファンドを引受先とし、約5億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。

ヌーラボは、働くことを楽しくするツール「Backlog」、「Cacoo」、「Typetalk」などのツールを開発、提供している企業。今回調達した資金は、情報セキュリティやガバナンス等に関する新サービス「Nulab Pass」の開発を中心に、既存サービスの改善などに投資する考えだ。

「Nulab Pass」は、組織のガバナンスを高めるサービス。2020年夏頃から順次機能をリリースしていく。最初のリリースでは、管理者がSAML認証方式によるシングルサインオン(SSO)に対応するアカウントを新しく作ることができる。管理者が利用者のIDを一元管理することが簡単になるため、利用者は1つのID、パスワードで複数のアプリケーションにサインインできるようになる。将来的には監査ログといった機能も提供していく予定だ。

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