アーバンエナジー 電力料金割引サービスに新メニューを採用

2019年9月5日、アーバンエナジー(横浜市鶴見区)は電力料金割引サービスの「創電割(R)」において、国内初となる食品リサイクルに資する新しいメニューを追加したことを発表した。アーバンエナジーはJFEエンジニアリング(東京都千代田区)の100%子会社で、電力小売を行なっている。

 今回ラインナップされる、食品リサイクル量に応じて料金が割引されるメニューは、民間事業者向けでは国内初となるEVパッカー車が使用される。民間事業者が輩出排出した食品廃棄物を、J&T環境(横浜市鶴見区)のEVパッカー車で収集・運搬し、それらをJバイオフードリサイクル(横浜市鶴見区)がメタン発酵して発電を行う。発電された電力を、アーバンエナジーが「創電割(R)」によって、民間事業者に供給するという仕組みだ。

 アーバンエナジーグループは同サービスは、横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)が排出する産業廃棄物の収集・運搬・焼却処理を実施し、2017年度からはパシフィコ横浜の管理施設である臨港パークに発電した電気を供給している。パシフィコ横浜でも8月から、食品廃棄物のリサイクルによる割引メニューを採用した。おり、今後もグループ一体となって、環境負荷を低減させる事業を展開していく予定だ。

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