日本アドベンチャーツーリズム協議会 活動開始

一般社団法人日本アドベンチャーツーリズム協議会(JATO)が、2019年7月9日から活動を開始した。本部は東京都港区JTB総合研究所に置き、会長・代表理事は阿寒アドベンチャーツーリズム(北海道釧路市)の大西雅之氏が務める。

アドベンチャーツーリズム(AT)は、「自然」「文化」「アクティビティ」の3要素のうち、2つ以上で構成される旅行のこと。市場規模は北米・欧州・南米の主要3地域で6830億ドルと推計されている。協議会では、訪日の目的の1つとなるような、世界水準のATの日本での普及を目指す。具体的には、(1)ATの認知向上と普及、(2)高付加価値、高品質、高額なAT商品の企画支援、流通支援、人材育成などの体制整備、(3)主要市場である欧米を中心としたAT旅行者の日本への誘致の推進、を手掛ける。ATガイドの育成・認証の整備や、各地域に向けた助言なども実施している。なお同協議会は、ATの世界組織Adventure Travel Trade Associationをアドバイザーとしている。

既に、2019年10月に東京都内で行政や観光事業者を対象としたセミナー「Adventure CONNECT」を開催することが決定している。会員の募集については、今年度中をめどに、準備ができ次第公式ホームページで詳細を告知する予定だ。

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