内閣府、クールジャパン構想 高校生ストーリーコンテスト表彰式を開催

内閣府は2019年3月18日、「クールジャパン高校生ストーリーコンテスト」最終審査と表彰式を三田共用会議所(東京都・港区)で開催した。

内閣府はクールジャパン官民連携プラットフォームを立ち上げ、クールジャパン戦略の一層の推進を図るべく、官民・業種の垣根を越えた連携を促進し、情報共有やビジネス・プロジェクト組成の後押しを目指している。

このたび、その取組をより自由な発想と広い視野で捉えるべく、事業構想大学院大学学長の田中里沙氏を審査員長とし、日本の将来を担う主役である高校生を対象に、「地域の魅力に気付き、それを世界の人々に効果的に共感してもらうためのストーリー」を作るコンテストが企画された。全国75件47校からのエントリーを受け、3月1日に最終審査会へ進む3件を選出した。

最優秀賞には、大阪市立鶴見商業高等学校による「現役高校生がプロデュース スーパーゲームセンターを訪日外国人へ~私の4000人外国人のフォロワー~」が選ばれた。審査員を代表して、十文字学園女子大学教授のシーラ・クリフ氏が総合講評を行い「忙しい日常の中から『面白いこと』を発見し、調べてストーリーを構築した努力は素晴らしい。どの応募校も、日本の魅力を外国人の視点から分析し、高いプレゼンテーション技術を発揮した。将来、このプランを何らかの形で実現して欲しい」と期待を寄せた。

当日は平成30(2018)年度の総会が併せて開かれ、テレビ東京 演出プロデューサーの太田勇氏によるテレビ番組『YOUは何しに日本へ?』の制作経験を基にした基調講演、および内閣府担当者から今期の活動報告と来期の活動方針の表明が行われた。

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