大日本印刷、ソネット・メディア 本から展開する広告配信で協業

大日本印刷は、ソネット・メディア・ネットワークス(SMN)と、SMNが提供する広告配信プラットフォーム(DSP)「Logicad」の広告枠買付・運用に関するパートナー契約を締結したことを2019年1月21日に発表した。

大日本印刷は、グループの丸善ジュンク堂書店と、ハイブリッド型総合書店hontoが保有する書籍分類、書誌データなどを活用したDSPを同日から提供する。

これらの書店が保有する、書籍購入を起点する行動データから導き出される生活者の興味・関心データと、SMNのビッグデータ処理技術やAI技術を組み合わせれば、潜在的な需要と商品を高精度にマッチングする広告配信が可能になると同社では期待している。例えば、語学書を購入する人は、海外旅行や留学に関心が高い、といった連関から推奨する商品の広告を、精度良く提示できるようにしていく。

2021年度までに、40社のサービス導入が目標だ。さらに今後は、「出版プライベートマーケットプレイス(PMP)」を構築し、出版社の持つWebメディアの収益化支援や、書店・生活者への需要喚起を図る計画だ。

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