静岡県の移住フェア 焼津在住の漫画家も地域をPR

静岡県と「ふじのくに住みかえる推進本部」は、2019年1月12日、東京・有楽町の東京交通会館で「静岡まるごと移住フェア」を開催した。都内での開催は、2018年に続く2回目だ。

セミナー会場では、各地域の紹介、ファイナンシャル・プランナーによる静岡暮らしの家計についてのプレゼンテーションのほか、静岡県のご当地4コマ漫画を連載している県出身の漫画家・瀬戸口みづき氏が、県内の魅力的なスポットについて話した。瀬戸口氏は、一旦は県外で就職したが、ふるさとの焼津にUターンして漫画「ローカル女子の遠吠え」を連載している。同氏は、「中庸だが保守的ではなく、おおらかな静岡の県民性は、Uターン・Iターン者にとっては魅力的」と話した。

相談コーナーでは、静岡県東部・中部・西部および伊豆から参加した自治体がブース出展し、移住希望者の質問に答えた。焼津市のブースでは、相談者に実物大のカツオハガキが配布された。また、裾野市のブースで活動を紹介したNPO法人里山会公文名ファイブ理事長の須藤九十九氏は、「活動を通じて一次産業を体験できる場を用意しているので、ぜひ一度参加してほしい」と話した。同NPOでは、耕作放棄地を利用した農業体験や、森林の保全活動を実施。地元の小学生や、全国のボランティアと一緒に、地元の里山の維持に努めている。

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