経済産業省 自動運転用AIのコンテストを開催

経済産業省は、「第1回AIエッジコンテスト」を開催することを2018年11月12日に発表した。実データを使い実装を意識した課題の解決を競うもので、今回のテーマは、自動走行・モビリティサービスの実現に欠かせない画像認識。与えられた画像中の物体検出の精度を競う。

コンテスト期間は2018年11月19日~2019年1月27日まで。参加資格は特にない。カメラ画像から、物体が写っている矩形領域を検出し、その物体が何かを判別する「オブジェクト検出部門」と、物体が写っている領域をピクセルレベルで検出し、物体を識別する「セグメンテーション部門」の2部門で実施する。表彰式は2019年3月初旬の予定だ。

コンテストで上位になると、2019年3月に自動車技術会が開催する予定の「自動運転AI チャレンジ」に参加する資格が与えられる。作成したアルゴリズムの自動運転プログラムへの実装、カート車両への搭載と走行にチャレンジすることができる。

経産省では、コンテスト開催に当たり、各部門向けに、都内一般道の走行画像に関わるタグ付け等の処理済みのデータセットを構築した。このデータセットは、コンテスト終了後、画像認識技術の研究のために公開することを検討している。

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