国土交通省 スマートシティのコンセプトをまとめる

国土交通省は、スマートシティのコンセプトとイメージ、取り組みについて検討した結果である「スマートシティの実現に向けて【中間とりまとめ】」を2018年8月21日に公表した。スマートシティの全体像や将来像を示すことで、まちづくりへの企業の技術の応用や、研究開発などが進むことを国交省では期待している。

今回の中間とりまとめでは、スマートシティの推進に向けた具体的施策と、それらをパッケージで支援するモデル事業の想定スキームを提示した。同スキームは、(1)モデル地区の選定、(2)コンソーシアムの組成、(3)マネジメント計画の策定、(4)ソリューションの実施・実現からなり、(2)~(4)の段階で国からの支援を行う。まずは国営公園で、同スキームに基づく取り組みを実施する計画だ。また、関係省庁と協力して、スマートシティモデル都市の構築も進めていく。

この他、中間とりまとめでは、スマートシティによる課題解決のイメージを、都市が抱える課題面から具体的に6事例で提示したり、スマートシティが実現することで、施策をエビデンスベースで実施可能になることを示している。より多様な視点からスマートシティの在り方を分析したものとなっている。

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