竹中工務店、FiNC 健康な働き方を調査 ビーコンとアプリを組み合わせ

 

竹中工務店とFiNC(東京都千代田区)は、竹中工務店の従業員を対象に、ワークスタイルと健康状態の関係を調査する。2018年4月11日に発表した。目的は、適度な気分転換・休息をとりながら、一定の身体的活動を伴う働き方は生産性が高い、という仮説を検証し、竹中工務店による空間デザインや、施設活用プログラムに活かすこと。

 

まずは、現在のワークスタイルデータと健康との関連を明らかにするため、竹中工務店の従業員160人を対象に、FiNC ウェルネスサーベイにより得られた主観的な健康観、身体の状態、心理的ストレス反応などの心身の健康データと、竹中工務店のオフィス内に設置したビーコンで得られた位置情報に基づくワークスタイルデータ(階段の利用頻度や、食堂・コンビニなどの活用頻度)を相関分析する。

 

FiNC ウェルネスサーベイは、従業員の心身の健康を、「フィジカル・メンタル・エンゲージメント」の3要素に分解し、それぞれの状態をスコア化することで、健康状態を正確に把握するツール。FiNCは個人向け・法人向けに、健康管理アプリを提供している。(月刊事業構想2016年8月号2018年4月号参照)

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