2019年 G20関係閣僚会合の開催地が決定 つくば市、倶知安町など

 

2019年に大阪で開催されるG20サミットの、関係閣僚会合の開催地が2018年4月2日に発表された。

 

財務大臣・中央銀行総裁会議は福岡市、労働雇用大臣会合は松山市、観光大臣会合は北海道倶知安町、農業大臣会合は新潟市、貿易・デジタル経済大臣会合は茨城県つくば市、持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合は長野県軽井沢町、保健大臣会合は岡山市、外務大臣会合は愛知県で開催される。地方創生の観点から、各会合の開催地は日本全国に設定された。

 

茨城県つくば市で開催される 貿易・デジタル経済大臣会合は、自由貿易の推進や、IoT・AIなどの革新的技術を通じた世界経済の成長を目指す取り組みについて議論を進める会合。つくば市が会場に選ばれた理由について、「日本を代表する科学技術都市で、最先端のデジタル技術・経済に関する議論を行うに相応しい場所」と野田聖子総務大臣はコメントしている。

 

また、野田総務大臣は「世界的なデジタルデバイドの解消、質の高いICTインフラ整備の推進など、包摂的なデジタル経済を実現するための環境整備、セキュリティやプライバシーに配慮した自由なデータ流通の促進、そして、AIなどの革新的技術の健全な発展と受容に向けた検討など、デジタル経済を支えるグローバルな政策・規制枠組みの形成に向けた議論を積極的に進めていくことが重要だと考えている」と話した。

earth_flag.jpg