総務省 統計データ利活用センターを和歌山市に開設

 

総務省は、2018年4月1日、和歌山市に「統計データ利活用センター」を開所する。総務省統計局・統計センター職員、大学などから派遣される非常勤のデータサイエンティストなど十数名が勤務する。

 

同センターでは、公的統計の、集計前の情報である「統計ミクロデータ」の提供を行う。公的統計の生データを閲覧・利用するために、オンサイト施設という、情報セキュリティを確保しつつ高度なデータ解析が可能な設備を備えた専用室を設ける。新設のセンターでオンサイト施設の運用ノウハウを蓄積し、各地にオンサイト施設を普及させる活動も行う。

 

自治体との共同研究も予定しており、和歌山県などと一緒に、行政データや民間データを統計データと組み合わせて活用し、空き家対策や人口減少などの行政課題を解決する取組を進める。また、統計データを利用できる人材育成にも力を入れる計画で、公務員向け・ビジネスマン向けの研究会や、子供向けのイベントなどを実施する予定だ。

Soumu.jpg