商社社員の時差ボケや睡眠の問題を解決する実証実験を開始

 

ニューロスペース(東京都千代田区)は、三井物産の従業員を対象に、睡眠計測・改善サービスの実証実験を開始することを2018年3月19日に発表した。三井物産が出資しているイスラエル製の最先端睡眠計測デバイスをバイタルデータの計測に用いる。

 

商社では、海外出張や、日本時間の早朝・夜間に行われる海外との電話会議など、睡眠リズムを崩す要因の中でも成果を出すことが求められる。今回の実証実験では、海外出張やグローバル拠点との会議などが多い三井物産の従業員で、睡眠改善の効果を試験する。

 

三井物産が出資するイスラエルの医療機器ベンチャーEarlySense社の睡眠計測デバイスは、ベッドのマットレスの下に設置することで、呼吸や心拍数を測定できる。取得したデータをニューロスペースのプラットフォームでAIを活用して解析し、個人ごとに行動習慣や睡眠環境の改善策をアドバイスして、睡眠の質を上げる。また、EarlySense社の日本市場への参入の可能性と、ニューロスペースのプラットフォームのマルチデバイス対応も検討する。

 

ニューロスペースの睡眠改善プラットフォームは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年度研究開発型ベンチャー支援事業に採択されており、既に実証実験の第一弾は吉野家と共同で、2017年9月から2018年2月まで実施済みだ。

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