安川電機 AIソリューション開発子会社設立

 

安川電機は、製造・産業用ロボット向けAIソリューション開発を手掛ける新会社エイアイキューブ(AI3)を設立した。2018年3月19日に発表した。また、この新会社を通じて、AIベンチャー企業のクロスコンパス(東京都千代田区)と、AIソリューション開発の加速を目的とする戦略的提携を行った。

 

AI3は、安川電機の産業用機械やロボットなどから得られるものづくり現場のデータを生かして、ビッグデータを活用するAI技術を開発する。顧客が抱える様々な課題を解決する新たなAIソリューションを提供することを目指す。外観検査向けの画像処理や、故障予知向けの時系列解析、タクトタイム短縮のための最適化など、生産効率の改善に直結するソリューションを優先して開発していく。

 

安川電機は、製造業全般の顧客の要望に対応するため、AIソリューションの開発・提供を、様々なパートナーとの協業で進めている。クロスコンパスとの戦略的提携は、同社が既に製造業向けのAIソリューションで実績を持っていることから決定した。製造現場での、AIの導入に向けた開発を加速させるための技術協力のほか、業務委託などで連携し、クロスコンパスが強みを持つ異常検知などのソリューションを開発していく。クロスコンパスと安川電機は2017年10月に資本提携済みだ。

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