三菱地所 高糖度ミニトマト栽培に参入

 

三菱地所とオーガニックソイル(東京都中央区)は、共同で出資してメックアグリ(千葉市)を設立したことを2018年3月13日に発表した。メックアグリは、太陽光利用型の環境制御ハウスを用いて、高糖度ミニトマトの生産を開始する。

 

既に千葉県千葉市において、ミニトマト生産用のハウスの設置工事に着手しており、6月に苗の定植・栽培を開始する予定だ。高糖度ミニトマト約80トン/年の生産・販売を目標としている。オーガニックソイルは、自社開発の高密度微生物有機培土「オスミックソイル」と、太陽光利用型環境制御ハウス「オスミックハウス」を活用した高糖度ミニトマト「オスミックトマト」の生産指導や、農産物販売などを通じて、農場運営を支援する。 生産したミニトマトは、光センサーにより糖度別に選別し、糖度保証を行う有機栽培のブランド野菜として、量販店や飲食店、ネットショップなどに販売していく。

 

メックアグリへの出資比率は、三菱地所社が90%、オーガニックソイルが10%。三菱地所は、農業ビジネスを通じた食によるエリアの活性化などを期待して、オーガニックソイルとの協業に至ったという。

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