2020年に向けた最先端のデジタル技術が集結

 

日本電信電話(NTT)は2018年2月22日、23日の2日間、NTT R&Dフォーラム2018を開催する。今年は「デジタル技術が彩る未来へ」をテーマに、AI、IoT、ネットワーク&セキュリティなど、デジタル技術がより活用される未来に向けて研究成果が紹介される。

 

今回のフォーラムでは5つの展示テーマが設定されている。臨場感溢れるユーザ体験を実現するメディア処理関連技術などを紹介する「メディア&UI」、NTTグループのAI関連技術「corev(コレボ)」、バリューパートナーとして顧客ニーズを解決する技術である「IoT」、未来を支える「ネットワーク&セキュリティ」、社会に変革をもたらすことを目指す先端研究を紹介する「基礎研究」だ。

 

また、Kirari!ホールではKirari!の技術を体験できる機会も提供された、Kirari!は2015年2月に開始したプロジェクト。あたかもその場にいるかのような体験を、あらゆる場所でリアルタイムに提供できる世界を目指す、イマーシブテレプレゼンス技術だ。2020年の東京五輪を見据え、空間のテレポーテーションを実現できる技術だと関係者は語る。体験会では「BEYOND」をテーマに現在開催中の平昌五輪からの中継、冬季五輪で3度入賞したアイススケート選手である高橋大輔氏が登場するサウンド映像合成・伝送技術を使用した映像が流されるなど、Kirari!の進化が披露された。

 

講演では「AI時代の未来」をテーマに、将棋棋士の羽生善治氏、「協創が生み出すスマートイノベーション~5Gに向けたドコモの取り組み~」をテーマにNTTドコモ取締役常務執行役員(CTO)R&Dイノベーション本部長の中村寛氏などが登壇。23日のフォーラムで羽生氏の録画講演のほか、ワークショップも開催される予定だ。

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