コンクリート護岸の劣化をAIで自動判定

 

八千代エンジニヤリング(東京都台東区)とブレインパッドは、河川のコンクリート護岸の劣化を、AIを用いた画像解析で自動判定するサービス「GoganGo」を共同開発したと2018年2月15日に発表した。

 

河川のコンクリート護岸を撮影し、その画像をディープラーニングで解析。画像からコンクリートのひび割れや傷など、劣化の有無を自動判定するものだ。GoganGoに画像をアップロードすると、河川の上流からの位置情報と共に、護岸の劣化領域と劣化具合が表示される。

 

八千代エンジニヤリングは、河川の護岸コンクリートの維持管理のための調査・検討業務を請け負っている。劣化状況の把握は、人間による目視が主体となっているが、長い河川区間を複数の人間が作業する手間とコストや、劣化状況の判断基準が検査する人によってばらつくことが問題になっていた。ブレインパッドが開発したAIは、人間による検査とそん色ない精度で劣化を検知できるという。

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