つくば市 支援事業の一環として医療相談アプリのモニター募集を開始

 

つくば市は、AGREE(つくば市)が開発した医療相談アプリ「LEBER」のトライアル・モニターの募集について2018年2月14日に発表した。LEBERは「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業」の採択案件の1つ。

 

LEBERの機能は、スマホによる医師へのチャット相談、症状に合わせた市販薬や医療機関の紹介、近所の医療機関やドラッグストアの地図表示、の3つ。不要不急の医療機関受診を抑制し、医療資源を確保することや、社会保障費削減効果が期待されている。

 

つくば市では、同支援事業に当たり、広報活動支援と資金提供をAGREEに提供している。今回のモニター募集では、つくば市役所や市のウェブサイトを通じて周知を行い、またモニターに対しては無料でアプリを利用できる環境を提供する。募集期間は2月13日から23日まで、モニター期間は3月10日まで。モニター期間終了後の利用には所定の利用料が発生する。

 

AGREEは、つくば市内でクリニックを開業する医師の伊藤俊一郎氏が立ち上げたベンチャー企業。つくば市では、市内をフィールドに、 国の「第5期科学技術基本計画」が提唱する「Society 5.0」の社会実装に向けた実証実験を全国から呼び込み、支援する事業を2017年度に開始した。2017年度は5件が採択されている。

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