三井住友海上、bitFlyerと実証実験 書類をFAXからブロックチェーンへ

 

三井住友海上火災とbitFlyerは共同で、ブロックチェーンを用いた保険申込書類の確認業務に関する実証実験を開始したと2018年2月2日に発表した。三井住友海上では、営業拠点と事務センター間の保険申込書類の確認業務を、FAXによるやり取りで主に処理していた。今回の実証実験では、bitFlyerのブロックチェーン技術を用いてこのプロセスをデジタル化し、業務の効率化や、保険証券の発行までの時間短縮を図る。

 

営業拠点と事務センターの間で生じるやり取りは、申込書内容の確認依頼や、進捗状況の共有、確認結果の報告などだ。このプロセスにブロックチェーン技術を活用することで、情報漏洩や紛失のリスクを減らす。また、中央認証やデータ管理における強固なセキュリティ体制の構築が不要になるため、安価にシステム開発できると両社では考えている。実証実験の期間は3月まで。三井住友海上では、結果を踏まえて、全国の拠点でブロックチェーン技術を活用した業務プロセスの最適化を進めるとともに、代理店でも利用可能なシステムの開発を検討する。

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