観光庁次長 DMO全国フォーラムでDMOへの期待を語る

 

DMO全国フォーラムが2018年1月29日、東京都港区のTEPIAホールで開幕し、水嶋智・観光庁次長が来賓として挨拶した。

 

水嶋次長は、日本における観光が輸出額で第3位の産業に成長していることに言及し、27年ぶりに導入される新税である観光税を用いて「高次元の観光立国を作っていく」と話した。例えば、インバウンド観光の中心が団体旅行から個人旅行に移りつつある状況への対応と、訪日観光客の訪問先の「ゴールデンルート」偏在の是正および、ほかの観光地へ誘客だ。

 

併せて同氏は、観光庁がDMOに期待する機能を2点、提示した。1つ目は、専門家として地域をマネジメントし、観光産業が地域経済全体を活性化するプラットフォームとなるようにすること。 2つ目が、データを収集し、客観的なマーケティングに基づく地域づくりに貢献することだ。「今回のフォーラムは、DMOによる観光振興に最も関心を持っている人が、白熱の議論を戦わせる2日間になることを期待している」と水嶋次長は締めくくった。

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