国交省、経産省 高速道でのトラック隊列走行を浜松で実施

 

国土交通省と経済産業省は、協調型車間距離維持支援システム(CACC)を用いた高速道路での有人隊列走行実験を2018年1月23日~25日に実施する。場所は新東名高速道路の浜松サービスエリアから遠州森町パーキングエリア間。

 

ドライバーの高齢化や人手不足により、トラックを用いた輸送の省人化が求められている。両省では、2020年にも高速道路で、先頭トラックのみ有人でのトラックの隊列走行を実現することを目指している。今回の実験で後続有人隊列走行を実現し、2018年度は後続無人システムの公道実証実験(緊急時対応用のドライバーは乗車)を実施予定だ。

 

今回の実験では、CACCにより、各トラックは通信で先行車の制御情報を受信、加減速を自動で行い、車間距離を一定に保つ。複数のトラックメーカーが共同開発したCACCを用いて、メーカーが異なるトラックの後続有人隊列走行を高速道路で実施するのは今回が世界初となる。トラック隊列が周辺走行車両の乗員からどのように認識されるかや、トラック隊列が周辺走行車両の挙動に及ぼす影響なども確認する。

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