眼鏡の上から掛けられる量産ウェアラブル端末を発表

エンハンラボ(東京都港区)は、眼鏡型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の量産デザインを発表した。企業での利用を想定した製品で、納品開始は2018年2月を予定している。エンハンラボは、メガネスーパーを経営するビジョナリーホールディングスの子会社。

 

眼鏡やコンタクトレンズなど、アイケア製品を取り扱ってきた親会社のリソースを生かして開発した「b.g.」は、左右に2つのディスプレイを持ち、耳と鼻で保持する眼鏡型だ。ディスプレイには高解像度のノンシースルー型を採用した。見え方のクオリティを追求し、長時間使用しても疲れにくくするため、両眼視を前提として設計されている。ディスプレイは顔の中心部に置き、左右のバランスを保つデザインだ。

bg1712_1.jpg  

個人ごとに異なる瞳の位置に合わせて、左右のディスプレイは動かせるようになっている。ディスプレイを見る必要がない時は、情報に持ち上げることで視界から外す。また、眼鏡を着用している人のために、オーバーグラスタイプも用意した。画像を見る時には、HMDIケーブルを介して、スマートフォンなどの外部デバイスと接続し、ディスプレイに表示するデータを入力する。物流現場や農作業などの際、屋外でも使用可能なように、防水設計を取り入れている。

bg1712_2.jpg