freee、寺田倉庫 紙の証憑の電子化サービスで業務提携

 

freee(東京都品川区)は、寺田倉庫と、証憑の電子化サービスに関する業務提携を開始したと2017年12月7日に発表した。紙証憑の電子化作業と保管・管理作業を寺田倉庫が代行することで、税理士・会計事務所など、freeeの認定アドバイザーやその顧問先の事業所の生産性向上につなげる狙いがある。

 

今回の業務提携により、事業者が寺田倉庫に紙の証憑を郵送すると、寺田倉庫がそれを電子化し、データを格納するとともに、原本も機密文書保管用倉庫で保管する。freeeの認定アドバイザーは格納された電子データにアクセスし、freeeへデータをインポート、OCRや人工知能による推測機能を活用しながら仕訳入力を行う。証憑データはfreee上で仕訳データとセットで管理するため、ネット環境があれば、外出先などでも証憑データの確認や顧問先への内容確認が可能になる。

 

寺田倉庫が管理している証憑の原本は、必要な時に取り出して確認したり、不要になった場合には破棄したりといった対応が柔軟にできる。事業者のオフィスのスペース効率の改善や、書類の管理業務の軽減も顧客にとってのメリットとして提示していく。

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