2013年12月号
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上場企業100社が狙う新規事業

強烈な起業家より強力なチーム

西條晋一(コイニー取締役、WiL共同創業者)

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新規事業立ち上げの成功者たちが重視しているポイントとは何だろうか。元サイバーエージェント専務取締役で2013年末から本格始動予定の日米のベンチャー支援と育成を手がける組織WiLの共同創業者である西條晋一氏に新規事業立ち上げの極意を聞いた。

事業領域では、土地勘のある分野を

伊藤忠商事を経てサイバーエージェント入社後、ベンチャーキャピタル事業のシーエー・キャピタル(現サイバーエージェント・ベンチャーズ)やゲーム事業のジークレスト、FX事業のサイバーエージェントFXの立ち上げを行い、それぞれの代表取締役として活躍した西條氏。

サイバーエージェントでは代表の藤田晋氏が広告代理事業やAmeba事業など本流となる事業を手掛けている。そんな中で西條氏は藤田氏が手掛けていない領域の事業を立ち上げることを意識してきたという。

「2003年に立ち上げたジークレストではオンラインゲーム事業を手掛けました。当時はコンテンツ課金といえばフィーチャーフォンの着メロなどの月額課金が中心でしたが、他の分野でも課金は成り立つのではないかと思いました。米国や韓国でPCのMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)が流行の兆しを見せていて、従量課金モデルで売上を立てていました。私自身もゲームはユーザーとして楽しんでおり、これは面白いのではないかと感じ、ジークレストでオンラインゲーム事業を展開しました」。

ユーザーとして肌感覚があったゲーム以外では、金融事業の立ち上げもいくつか手掛けている。

「ベンチャーキャピタル事業であるサイバーエージェント・ベンチャーズと、FX事業であるサイバーエージェントFXを立ち上げました。当時、楽天やライブドアが金融領域に参入し事業を成長させており、『インターネット×金融』の可能性を感じました。特にFXにおいては、伊藤忠時代に為替ディーラーの経験もあり、価格体系やどんなサイトだと使いやすいかなどの感覚値がありました」。

自身では、自らがユーザーとして土地勘のある事業を立ち上げて、成長させたケースが多いという西條氏。あまりユーザーとして土地勘がなかったスポーツコンテンツ分野の事業も立ち上げた。しかし、それなりに上手くいったものの大当たりとはならなかった。「やはり自らがユーザーとしてのめり込めるサービスを手掛けた方が成功確率を上げられると実感しました」。

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