中小とデザイナーが共創　東京ビジネスデザインアワードの募集開始

東京都と日本デザイン振興会は、2023年10月30日まで「2023年度東京ビジネスデザインアワード（TBDA）」のデザイン提案を募集する。都内中小企業が持つ独自の技術や素材を「テーマ」とし、このテーマを活用した新規用途開発やビジネス全体のデザイン提案をデザイナーから幅広く募り、マッチングする。

TBDAは東京都内の中小企業活性化策として2012年に開始。これまで中小企業の技術・素材110件以上と、デザイナーからの提案1300件をマッチングしてきた。60万個以上を売り上げるようなヒット商品やグッドデザイン賞、日本文具大賞受賞製品などが20件以上誕生している。

今年度は、細い繊維径の不織布（タピルス）、デジタル印刷を活用した段ボール資材への加工技術（志村製函所）、手作業で美しく溶接する銀ロウ付け技術および金属加工（佐藤製作所）など11件をテーマとして選出。デザイン提案の審査を経て、マッチング成立後は実現化に向けた協働をスタートし、プレゼンテーション方式の最終審査を経て2024年2月に最優秀賞等を決定する。

9月21日には、デザイナー向けに提案募集企業と直接質疑応答をしたりサンプル展示などを見られるコミュニケーションデーを実施する。詳細、応募はTBDAのHP（https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html）から。

TBDAホームページ 

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