NEC 熊谷市でスポーツイベント時の混雑回避を目指す実証を開始

NECは、熊谷市において、来訪者データに基づくスポーツイベント開催時の市街地での回遊性向上と混雑回避の両立を目指す実証実験を開始した。2022年1月14日に発表した。

実証実験では、コミュニケーションアプリ「LINE」上にNECのイベントDXサービス「FORESTIS(フォレスティス」を活用して構築した熊谷まちあるきアプリ「くまぶら」を来訪者向けに提供する。これを通じて、熊谷市内の飲食店を中心とした約50店舗で利用可能なクーポンや、気象情報の配信を行う。

アプリで事前登録した、利用者の好みや属性、割引クーポンの使用日時を匿名化した上で分析し、来訪者の背景や人気の高いスポットなどを抽出することで、イベント時のより効果的な市内回遊を促進する。アプリ内では割引クーポンの配信だけでなく、スタンプラリーの実施や気象データを活用した、「かぜ予防指標」の配信も予定している。

実施期間は1月14日から3月18日までで、熊谷駅～熊谷スポーツ文化公園間の沿道周辺・両施設周辺などで実施する。実施期間のうち、ジャパンラグビー リーグワンの試合が熊谷ラグビー場で行われる1月23日、2月19日・26日に、市内の店舗で利用可能な割引クーポンの配信を行う。