特許庁、経産省 オープンイノベーションのためのマナーブックを公表

特許庁と経済産業省は、2023年5月19日「事業会社とスタートアップのオープンイノベーション促進のためのマナーブック」を公表した。オープンイノベーションの場での良好なパートナーシップ構築のために配慮すべき事柄、守るべきルールを解説している。

新しくとりまとめた「事業会社とスタートアップのオープンイノベーション促進のためのマナーブック」は、オープンイノベーションを成功させるための、良好なパートナーシップ構築において事業会社・スタートアップの双方が意識すべきポイントを「マナー」として紹介した。また、「オープンイノベーション促進のためのモデル契約書（OIモデル契約書）」について、より現場のニーズに即した、ユーザーフレンドリーな形となるよう改訂を実施した。事業会社とスタートアップがマナーブックで心構えを学び、実現したい理念や共同したい目的を共有した上で、契約交渉の際はOIモデル契約書を活用することで、より円滑、効果的にオープンイノベーションを進めるられるようにすることを狙っている。

OIモデル契約書は、「スタートアップと事業会社の連携を通じ、知財等から生み出される事業価値の総和を最大化すること」を理念として掲げている。この理念をさらに浸透させるため、今回ロゴマークを制定した（下）。