業務用食品専業卸のトーホーグループ プラントベースフードに本格参入

業務用食品専業卸のトーホーは2023年1月5日、プラントベースフードに本格参入すると発表した。業務用自社ブランド「EAST BEE(イースト ビー)」シリーズ初となる動物性原材料不使用のプラントベースフード「EAST BEE プラントベースハンバーグ」を2023年1月中旬から順次発売する。

今回発売する「EAST BEE プラントベースハンバーグ」は大豆たんぱくを主原料とし、動物性原材料不使用でありながら同社独自の製法で、肉のような食感と味を実現した。近年はプラントベースフードの中でもさまざまなタイプのハンバーグが発売されているが、同社は「馴染み深いハンバーグ」をテーマに五感に訴えるアプローチを重視し、味・香り・食感にこだわった。また、業務用食材としての用途を考え味付けはあえてシンプルにし、メニューの汎用性の高さを重視した。

近年、食の多様化が進み、世界人口の増加に伴う動物性たんぱく質の供給不足や畜産における環境負荷などさまざまな課題があるなか、世界中で大豆加工品を中心とした代替肉市場が伸長し、プラントベースフードの需要が高まっている。国内においてもSDGsや健康意識の高まりから、代替肉市場は2030年には約780億円の市場規模へ成長すると見込まれ、外食業界でもプラントベースフードのメニュー化が注目されている。

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