船の自動運転技術開発のエイトノット 1.1億円を資金調達

エイトノット(大阪府堺市、月刊事業構想2023年4月号参照)は、第三者割当増資によるプレシリーズAファーストクローズを完了し、総額1.1億円の資金調達を完了したと2023年8月8日に発表した。国内市場において、船舶の自律航行技術を用いた次世代ソリューションの提供を加速し事業を拡大していく。

引受先はセイカダイヤエンジン、DRONE FUND、リアルテックファンド。今回の調達により、累計調達額は2.9億円となった。調達した資金は、小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の機能強化に向けた開発チームの増強、地方拠点の新規開設と事業開発チームの強化、2024年中に予定している海外事業立ち上げに向けたチームの組成などに充てる。

エイトノットは、2023年1月にAI CAPTAINを搭載した自律航行EV船を旅客船事業者に導入し、水上タクシーの営業運行を実施した。これは自律航行船による国内初の商用運行となった。2023年7月には、舶用エンジン・船舶関連機器商社であるセイカダイヤエンジン社と資本業務提携を締結している。

エイトノット自動運航船