河村電器産業 EV用充電器を10月に発売

河村電機産業は、電気自動車(EV)向けの充電器の新製品を2023年10月に発売する。製品名は「EV コンポα Mode3」と「EV コンポ Mode3」で、9月から先行受注を開始した。

Mode3とは、充電設備側に制御回路(CPLT機能)を内蔵した充電器のこと。河村電機産業が今回発売する充電器はケーブル付きであるため、車載ケーブルを取り出す手間はなく、設置後にすぐに利用できる。 6kWの倍速充電対応で、大型の車載電池を搭載したEVにも対応できるほか、小容量の3kWタイプもラインナップした。αタイプは、充電制御ユニットと繋げてスマートEVチャージ機能が使えるため、電気代が高騰する中での最適な充電や、電力をシェアした複数EVの同時充電も可能になった。

脱炭素社会に向けたEVの利用拡大のため、経済産業省では2030年までに急速充電器を含め30万基の充電インフラを設置するという目標を掲げている。河村電機産業では、EV向け充電器を設置する必要に迫られた事業者に向け、設置と操作が簡単な充電器を提供していく考えだ。

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