カゴメ、キユーピー、TechMagicなど6社 未来型食品工場コンソ結成

カゴメ、キユーピー、永谷園、ニチレイフーズ、日清製粉グループ本社とTECHMAGIC(東京都江東区、月刊事業構想2020年4月号参照)は、共同で「未来型食品工場コンソーシアム」を結成した。食品工場が共通して抱える課題の解決を目指していく。

各社の食品工場は、労働力不足や原価高騰などの課題に直面している。これらの課題が中長期的に続くという想定のもと、コンソーシアムでは最先端の技術による革新的な取組で解決を目指していく。特に高度なロボットテクノロジーを活用した食品生産のインフラ構築を目標としている。今後、産業課題の抽出、要求仕様の策定、共通基盤の構築、他社の製造プロセス効率化に向けた施策に関する勉強会などを実施し、食品工場の未来を協議、課題解決に向けて協力する。

コンソーシアムで協議した課題については、共同開発プロジェクトでソリューション開発を進める。まずは各社の共通課題である、秤量工程の自動化に向け分科会を立ち上げ、解決策を検討する。コンソーシアムに参画する食品企業と、調理ロボット・業務ロボットを手がけるTechMagicが共同開発をすることで、開発コストを分散し、ソリューションの汎用化や専門的な技術・ノウハウを共有、短期間での市場導入を図る。


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