アサヒユウアス コーヒー副産物をアップサイクルするプロジェクトを開始

アサヒユウアスは2023年4月20日、オフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、サーキュラーエコノミーの構築を目指す「Coffeeloopプロジェクト」を開始すると発表した。第1弾として、新しいプラスチック素材を使わない(表面コーティングを除く)のエコカップ「Coffeeloopカップ」を開発し、4月中旬から都内のカフェで使用を開始する。また4月20日から同社ECサイト「アサヒユウアスモール」で販売を開始する。 

第1弾として開発した「Coffeeloopカップ」で使うコーヒーかすは、オフィスや工場、教育施設、病院や高齢者施設などでフードサービスを提供するコンパスグループ・ジャパンが運営する、取引先企業の社員向けカフェから仕入れている。また、4月中旬から同カフェでカップの利用を開始する。業務用食器として繰り返し使用し、劣化したカップについては状態に応じて再塗装やマテリアルリサイクルをして新しく作り替えることで、サーキュラーエコノミーの構築を目指す。 

アサヒユウアスはアサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する新会社として、2022年1月に設立。エコカップ「森のタンブラー」や、食べられる容器「もぐカップ」、廃棄されてしまう食材などを原料としたサステナブルクラフトビールの製造に取り組んでいる。また、イベントで使用したプラスチックカップを回収し、アップサイクルする企画のプロデュースにも取り組んでいる。今後もステークホルダーとの共創を通じてサステナブルな商品・サービスの開発に取り組み、社会課題解決を目指していく。

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